- 経歴
- 2007年6月 ノルウェー国立 オスロ大学 法学部 留学より帰国
- 2009年3月 早稲田大学国際教養学部 卒業
- 2009年4月 東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻 入学
- 2012年3月 東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻 卒業
- 2015年11月 最高裁判所司法研修所 入所
- 2016年12月 最高裁判所司法研修所 修了(69期)
- 2017年1月 法律事務所アルシエン 入所
こんにちは、弁護士の本郷誠博と申します。
自己紹介に代えまして、ここでは私が何故外国人の法律問題に力を入れるようになった、原点となった出来事について少しお書きしたいと思います。
私が外国人の法律問題に取り組むこととなった原点は19歳の時に異国で一人家もなく放り出されたことです。
私は学生時代にノルウェーのオスロ大学に留学したのですが、そこで予定していた大学寮に入ることができず、2週間以上帰る家がない状態になりました。
重いスーツケースを転がし、駅の看板の記載もわからず(当然ですが全てノルウェー語です)、バックパッカー用のホステルを渡り歩きながら、毎日のように大学に通い、どのような部屋でもいいから寮に入れてくれ交渉しました。しかし、返ってくる返事は毎回、空いている部屋がないから無理というものでした。担当者が言った「It’s desperate!」(絶望的だ!)という言葉は今でも鮮明に覚えています。
銀行口座の開設もできず、航空機の手配に使用したクレジットカードは利用限度額に達し、所持金もどんどん減っていきました。
いよいよ所持金が尽きるというときに、現地のノルウェー人学生が相談にのってくれ、その人が一緒に大学に掛け合ってくれたことで、無事に寮に入ることができました。インターネット設備もない部屋でしたが、私にとっては帰る場所があることが何より嬉しく、私は帰国するまでその部屋で充実した留学生活を送ることができました。
この時の経験から、私は異国で、言葉も十分にわからない中でトラブルに見舞われることがどれだけ大変で、心細いことなのか実感しました。また同時に、トラブルにあった際に相談できる人がいることの頼もしさも実感しました。この時の思いを原点に、トラブルの予防・解決に尽力しています。
所属団体・役職等
- 第一東京弁護士会 人権擁護委員会第7部会(外国人の人権)
取扱案件(得意な案件)
(1)外国人を当事者とする法律問題を幅広く扱っております。
弁護士となって以来、労働問題、在留資格、不動産(借主側)、刑事事件、相続、離婚等の当事者が外国人となった案件を数多く取り扱ってきました。
また、新しく外国人を従業員として雇いたいがどのようにしたらよいかといった企業や、日本で事業を行う外国人の方からのご相談もお受けしております。
対応可能言語は英語と日本語ですが、相談者様において堪能である必要はありません。もっとも、相談にあたっては普段あなたを世話している方を同伴いただけると大変助かります。
(2)法律顧問業務
顧問業務を行う上でビジネスや取引の内容・実態を詳細に聴き取ることを何よりも重視しています。ビジネスの内容・実態に対する理解は、ビジネスのどこに法的リスクがあるかを把握し、今後生じる可能性のあるトラブルの予防・解決に向けたベストな提案に必要不可欠だと考えています。
これまで、ビジネスの法務リスクの検査、利用規約やプライバシーポリシーの作成、契約書の作成・修正、社内人事労務の整備、社内法務研修の提供等、多数のご相談・ご依頼をいただきましたが、どの業務においても、根底にあるビジネスの理解に務めてきたことが活きております。